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2000年06月30日

6. ロードレース(1)基本知識&レースの種類

 今回からはロードレースについて説明していくことにします。トラックレースと異なり、ロードレースが行われる場所は決まっていません。街中からアルプスの山中まで、すべてがロードレースのコースとなり得ます。そこで、とりあえず今回はロードレースの基本知識とレースの種類を紹介しましょう。

 【参加人数&レース距離】
 ロードレースの参加人数と距離は、レースの時期・場所・規模・知名度・ランクによってかなり違いますが、最大参加人数は200人、最長距離は280km(マラソンレースを除く)と決められています。

 【コース】
 コースの種類はさまざまです。海岸線沿いの道のような平坦道だけの平坦コース、いくつもの峠を越えていく山岳コース、北ヨーロッパ特有の石畳ゾーン(舗装が石畳の短い区間)をいくつも組み込んだコース、そして、それらを組み合わせたコース、レースによっていろいろな種類のコースが存在します。そして、サーキットコース(鈴鹿サーキットetc)を使用する場合もありますが、陸上マラソンのように一般公道を一時封鎖して行うレースがほとんどです。

 【チーム】
 インディヴィデュアルと名のつくレースでなければ、基本的にロードレースはチーム対抗レースです。1チームあたりの選手数は3〜10名で、各チームは「エース」と呼ばれる1選手とその他の「アシスト」と呼ばれる選手によって構成されています。アシストはエースの手足となって動き、エースが優勝を狙って走るのです。

 【最終目標】
 インディヴィデュアルレースにおける選手の最終目標は自分自身の優勝ですが、チーム対抗レースではそうとは限りません。アシストであれば自分の成績など考えずに走ります。エースのために風よけとなり、水の入ったボトルを補給車から運び、他のチームのアタック(=ペースを上げて集団から飛び出すこと=逃げる)を潰し、逆にアタックをかけて他のチームを消耗させます。彼らが目指すのはチームメイト(=自分のチームのエース)の優勝のみ、たとえチームで2位〜10位を独占しようとも価値はありません。
(↑プロの世界であれば徹底しています。)


 【暗黙のルール】
 さて、ロードレースにはトラックレースと違い、走り方についての公式のルールというものがほとんどありません。しかし、その代わりに「暗黙のルール」というものが存在します。これこそロードレースを成り立たせている隠れたルールであり、ロードレースを見る上(走る上)ではぜひとも知っていなくてはなりません。ここでいくつか紹介しておきましょう。

 ・先頭交代
 何度も言っているように、空気抵抗の壁は相当なもので、先頭(先頭から2、3番目まで)を走っている人に対して、そのスリップストリームを利用して走っている人は、先頭の人の50〜70%(平坦)の力で先頭と同じスピードを維持できてしまいます。ですから、はっきり言って、集団の先頭を好んで走りたいと思う人はいません。しかし、それではレースが成り立たないので、レースには先頭を引かざる(=集団の先頭を走らざる)を得ない場面というものが存在します。例えば、

      <逃げ集団に自分が入っている場合>
      <逃げ集団にチームメイトが入っていない場合>
  といった場面です。

 <逃げ集団に自分が入っている場合>
 逃げ集団(=各チームのエースがいるメイン集団に先行している集団)に自分がいる場合、逃げ集団にいる他の選手(=敵チームの選手)と協力して先頭交代をします(自分だけ楽をしようなんで許されません)。一緒に逃げ集団に入った段階で一時休戦、とりあえず後ろのメイン集団から逃げることだけを考えるのです。そのまま逃げが成功(=最後までメイン集団に追いつかれない)すれば、優勝者は逃げ集団の中の選手にしぼられるからです。1/200よりもグッと優勝する確率が上がります。逃げが確実となり(=メイン集団との差が大きくなり)ゴールが近くなって来たところで休戦協定は解除、今度は逃げ集団の中でアタック合戦が始まります。

 <逃げ集団にチームメイトが入っていない場合>
 運悪く逃げ集団にチームメイトを送り込めなかった場合、メイン集団を引き連れて逃げ集団に追いつき、もう一度勝負を振り出しに戻さなければなりません。しかし、逃げ集団にチームメイトを送り込んだチームは当然ながら先頭交代には加わってくれません(逃げに1人でもチームメイトが乗っていればメイン集団を引かなくてもいいのです)。仕方ないので、逃げに送りこめなかったチームで協力して集団をコントロール(=ペースをコントロール)し、前の逃げ集団を追いかけます。
 このように、チームメイトが逃げることは、他のチームメイトに力を温存させる正当な理由を与えることになります。

注)ここでは典型的な例を書きましたが、実際には、逃げにチームメイトが乗っていてもメイン集団の先頭交代に加わる場面、逃げ集団にいるのに先頭交代に加わらない場面など、さまざまな例外が存在します。選手がどのように行動するかはチーム(監督や選手)の思惑次第です。


 ・落車(=コケること)があった場合
 自転車競技には落車はつきものですが、一度落車に巻き込まれてしまったら、運良く機材車などのサポートを受けてレースに復帰できても、集団からは大きく遅れてしまいます。逆に、もし敵のチームの選手が落車で遅れてくれればチャンスと言えるでしょう。しかし、大きな集団落車(集団では選手同士が密着しているので、1人が落車したら多くの選手が巻き込まれます)があった場合、(ゴールが近くなければ)集団は1度ペースを落として落車した選手を待つというのが普通です。これは、チームメイトが巻き込まれていないか確認するという意味もありますが、「落車というトラブルにつけこむのは卑怯だ」という考えからでしょう。ロードレースは紳士のスポーツですから、正々堂々勝負することが望まれます。もし、狡い手(先頭交代をせずに、最後だけオイシイ思いをするetc…)を使って勝利したら、次のレースからは他の選手に相手にしてもらえず、レースで再び勝つことは非常に難しくなります。


 「暗黙のルール」は他にもたくさんあり、レース展開に大きな影響を与えています。徐々に知っていけば、より一層ロードレースが面白くなるでしょう。基本は「ロードレースは紳士のスポーツである」ということ(行動はアニマルですが、精神は紳士です)。正々堂々と勝負することが求められます。


【種類】
 ロードレースの種類は、

         1)ワンデイ・ロードレース
         2)インディヴィデュアル・タイムトライアルレース
         3)チーム・タイムトライアルレース
         4)ステージレース
         5)クリテリウム

                  の、5つに分けることができます。

 その他に、「インディヴィデュアル・ロードレース」「ペーサー付きレース」「ヒルクライムレース」「マラソンレース」などもありますが、ルールは基本的に「ワンデイ・ロードレース」に準じます。


(注:すべての記事は経験と主観にもとづいており、情報の正確性および正当性は
   保証できません。

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2000年06月29日

6. ロードレース(2)選手のタイプ

 ロードレースでは様々な種類のコースが存在しますが、それに合わせて選手にもいろいろなタイプの選手が存在します。タイプは大きく分けて4つ、「スプリンター」、「クライマー」、「TTスペシャリスト」、そして「オールラウンダー」です。

【スプリンター】
 トラックのスプリンター同様、瞬間的な爆発力を持つタイプの選手をいいます。彼らが活躍するのは集団ゴールスプリントのときです。アシスト陣が高速で集団を引っ張っている後ろで、ゴール前10km程度から激しい位置取り合戦が繰り返し、ラスト200m〜400mくらいでスプリントを開始します。勝負は一瞬ですが、ものすごい迫力です。ただし、彼らはその筋肉量ゆえに上りが苦手な選手が多く、スプリンター同士の争いが見られるのは比較的平坦なコースに限られます。

Petacchi

↑ 世界最強スプリンターAlessandro Petacchi(Italia)選手。


【クライマー(山岳スペシャリスト)】
 スプリンターとは正反対で、平坦での爆発的な力はないものの、上りで強烈な力を発揮する選手のことをいいます。絞り込まれた体を持つ自転車選手の中でも、彼らは無駄なものをすべて削ぎ落とし、軽い体重を武器に飛ぶように上りを上っていきます。山岳コースでは彼らの意地の張り合いが見られます。

Pantani

↑ イタリアの英雄(故)Marco Pantani(Italia)選手。


【TT(タイムトライアル)スペシャリスト】
 TTスペシャリストはスプリンターのような一瞬の爆発力は持っていませんが、高速ペースを維持する力は抜群です。トラックレースで言えば、「4kmインディヴィデュアル・パーシュート」で力を発揮する選手に近いタイプといえます。実際、トラックレース(「4kmインディヴィデュアル・パーシュート」「4kmチーム・パーシュート」)出身のロードレーサーは非常に多いです。また、近年ではステージレースにおけるTTステージの重要度が高くなってきているので、TTスペシャリストが総合優勝に輝くことが多くなっています。

Ullrich

↑ Jan Ullrich(Germany)選手。


【オールラウンダー】
 タイプ的にはTTスペシャリストと似ています。一般的に、スプリンターでもクライマーでもTTスペシャリストでもない選手をオールラウンダーと称することが多いです。彼らの中には逃げを得意とする選手が大勢いますが、それは、ゴールスプリントでも山岳でもスペシャリストに勝てないのであれば、レース序盤から逃げて勝つしか方法がないからです。

写真はすべてcyclingnews.com(http://www.cyclingnews.com/)より


(注:すべての記事は経験と主観にもとづいており、情報の正確性および正当性は
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2000年06月28日

6. ロードレース(3)ワンデイ・ロードレース

 今回は「ワンデイ・ロードレース」について説明します。「ワンデイ」とは、すなわち「1day」のことで、「ワンデイ・ロードレース」=「1日で終わるロードレースレース」ということになります。
 前回紹介した5つのレースのうち、「ワンデイ・ロードレース」「インディヴィデュアル・タイムトライアルレース」「チーム・タイムトライアルレース」「クリテリウム」の4つは、基本的にすべて1日で終わるレースです。その中でも最もポピュラーなのがワンデイでしょう。以下では、すべてのレースの基本ともいえるワンデイ・ロードレースの典型的な流れを説明しましょう。


【レースの流れ】

 <出走前>
 出走前に選手がしなければならない事は、「サイン」と「アップ」でしょう。アップは分かりますね? ウォーミング・アップのことです。ただ、序盤がゆっくりペースなステージレースでは、アップをしない選手が多いです。
 一方、サインとは、「出走サイン」のことです。すべての選手は出走前に、スタートリストといわれる紙に自分の名前をサインしなければなりません。もし忘れてしまったら、ペナルティ(罰金 or 失格)を受ける場合もあります。

 <スタート>
 ロードレースのスタート方法は2つ、「マスドスタート」と「ローリングスタート」です。マスドスタートとは、スターターの合図とともにスタートラインから一斉にスタートする方法で、スタートと同時に選手はペダルをはめて(自転車競技のペダルはスキーの板のように足に固定されています)、ペダルを漕ぎだします。スタート時の選手の並び順は、ふつう早いもの順です。
 一方、ローリングスタートとは、とりあえず選手にスタートさせた後、あらためてある地点から(それまではパレード区間と呼ばれる)正式スタートする方法です。マスドスタートではゼロ発進になるのに対して、ローリングスタートでは走行状態からのスタートとなります。
 一般的に、「ワンデイ・ロードレース」と「クリテリウム」はマスドスタート、「ステージレース」はローリングスタートです。

 <レース序盤>
 レース序盤ではアタックが繰り返されます。これは、各チームのアシストが逃げ集団を作ろうとするためです。各チームのエースは普通この段階ではまだ動きません。
 このアタック合戦、何回目のアタックが決まるかは誰にもわかりません。Aチームの選手がアタックをかければ、その他のチームの選手がそのアタックに反応して先頭の選手を追いかけます。追いついたところで今度はBチームの選手がアタック。それをまた、その他のチームの選手が追いかけます。偶然にも数回目のアタックで決まってしまうこともあれば、数十分間にわたって繰り返されることもあります。とにかく、誰かがアタックし、そこに数人が加わり(単独の逃げもありますが)、後ろの集団が追うのをあきらめたとき、アタックは決まります。
 さて、とりあえず逃げが決まった後、逃げ集団の選手はどうするのでしょうか? 彼らは敵チーム同士でありながら、協力して先頭交代を繰り返し、メイン集団(=追走集団=後続集団)との差を広げようとします。とりあえず停戦協定が結ばれるわけです。
 では、なぜレースの序盤でアシスト達は逃げようとするか? それには、自分自身が勝つためという理由もありますが、それに加えて、各チームのエース同士の勝負が始まってエース達が先頭に追いついてきたとき、自分のチームのエースをアシストするため、という理由もあります。とにかく、エース達が勝負を始めてしまったらアシスト達は付いていけるはずがないのですから(そこに付いていけるようなら彼らはアシストでなくエースをやってます!)、アシストが最終局面に残るためには、本当の勝負が始まる前にメイン集団から逃げておかなければならないのです。

 <レース中盤>
 逃げ集団の選手は協力しながらメイン集団から逃げ続けます。一方、メイン集団では、「逃げ集団にアシストが乗っていないチーム」や「自分のチームのスプリンターでゴールを狙うチーム」がメイン集団のペースをコントロールしながら、逃げ集団との差を広げないようにします。
 「差を詰めるのではなく、広げないようにする?」と思われた方、メイン集団は逃げ集団にすんなり追いついたりはしません。時間をかけます。というのも、早い段階で逃げ集団をとらえてしまったら、再びアタック合戦が始まってしまうからです。前に逃げ集団があると分かっていれば、(よっぽどの理由がない限り)集団からアタックしようと思う選手も出てこず、メイン集団は安定します。そのため、メイン集団をコントロールするチームはあえて逃げ集団を泳がせて、レースの終盤で追いつくようにその差をコントロールするのです。

 ところで、走っている選手たちは、どのようにして「逃げ集団とメイン集団との差」や「監督からの指示」を聞いているのでしょうか? 近年では、選手たちはそれぞれ無線機をつけながら走っていて、チームカー(走っている選手たちの後ろには、機材を積み監督とメカニックが乗った各チームのチームカーが、隊列を組んで続いています)に乗っている監督からオンタイムでレースの状況を聞いているのです。

 <レース終盤>
 レースも残り1時間を切ったあたりから、本当の勝負が始まります。この段階で逃げ集団に追いついている場合もあれば、まだ逃げ続けている場合もあります。とにかく、徐々にペースが上がり集団の人数が減ってきたところでエース同士の勝負が始まるのです。始まる場所は、峠であったり、石畳の区間であったり、何でもない場所であったりしますが、一度勝負が始まってしまったらゴールまで集団のスピードは落ちません。
 逃げ集団のメンバーも、この頃になると選手同士の思惑が異なってきます。そのまま逃げ続けようとする選手、後ろから追ってくるエースを待つ選手、そんな中、逃げ集団でもアタック合戦が始まります。

 <ゴール>
 序盤から逃げていた選手がそのまま逃げ切る確率は低いですが、それでもないわけではありません。また、メイン集団がバラけず、逃げ集団も飲み込んで、大集団スプリントになることもあります。とにかく、ラスト1時間はどこで勝負が決まるか分からないので、ゴールまで目が離せません。


 どんなレースでも勝負所は2度訪れます。逃げが決まる場面とエースが動き出す場面です。レースを見るときもレースを走るときも、この2つの瞬間を逃さないようにしましょう。


【代表的なワンデイ・ロードレース】
 代表的なワンデイ・ロードレースとしては、「世界選手権」と「オリンピック」、そして、「ワールドカップ」(ワンデイ×10レース)が挙げられます。

 <世界選手権>
 文字通り、ロード世界チャンピオンを決めるレースです。毎年、シーズン終わりに近い9月か10月に開催されます。普段は所属チームで走っている選手達が、この日だけはナショナルジャージを着て国対抗で競い合います。この世界選手権で優勝した選手には、白地に虹をあしらった「アルカンシェルジャージ」が送られます。

 <オリンピック>
 ロードレースはオリンピック正式種目にもなっています。オリンピックも世界選手権同様、国対抗レースです。96年よりプロ選手も参加できるようになりました。

 <ワールドカップ>
 2004年まで、世界選手権とは別にワールドカップというタイトルが存在しました。ワールドカップは「クラシックレース」と言われる、伝統ある10のワンデイ・レースの通算成績で争われます。具体的には、

  3月〜4月(「春のクラシック」)
・Milano - Sanremo (ミラノ〜サンレモ) in イタリア
・Ronde van Vlaanderen (ツール・デ・フランドル) in ベルギー
・Paris - Roubaix (パリ〜ルーベ) in フランス
・Amstel Gold Race (アムステル・ゴールド・レース) in オランダ
・Lie`ge - Bastogne - Lie`ge (リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ)
                               in ベルギー

  8月〜10月
・HEW Cyclassics (HEWクラシックス) in ドイツ
・Clasica San Sebastian (クラシカ・サンセバスチャン) in スペイン
・Meisterschaft von Zu¨rich (チューリッヒ選手権) in スイス
・Paris − Tours (パリ〜ツール) in フランス
・Giro di Lombardia (ジロ・デ・ロンバルディア) in イタリア

 の、10レースです。ワールドカップのリーダーにも、白地に縦に虹色をあしらった「ワールドカップジャージ」が送られます。

arc an ciel

   ↑ 真ん中が「ワールドカップジャージ」(Paolo Bettini (Italia)選手)、
    右側が「アルカンシェルジャージ」(Oscar Freire (Spain)選手)です。


 <UCIプロツアー>
 2005年からUCIプロツアーという制度が始まりました。これによりワールドカップは廃止となりました。しかし、プロツアー制には反対意見も多く、2006年度がどうなるかは、まだ未定の状態です。

Diluca1

↑ プロツアー初代チャンピオンDanilo Di Luca(Italia)選手。


写真はすべてcyclingnews.com(http://www.cyclingnews.com/)より


(注:すべての記事は経験と主観にもとづいており、情報の正確性および正当性は
   保証できません。
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2000年06月27日

6. ロードレース(4)タイムトライアルレース

 今回は「タイムトライアルレース」について説明します。タイムトライアルレースには「インディヴィデュアル・タイムトライアルレース」と「チーム・タイムトライアルレース」がありますが、まずは、インディヴィデュアル・タイムトライアルレースから説明しましょう。

【インディヴィデュアル・タイムトライアルレース】
 インディヴィデュアル・タイムトライアルレースとは、すなわち1人で走るタイムトライアルレースのことです。トラックレース種目の「1kmタイム・トライアル」や「4kmインディビジュアル・パーシュート」の、ロードレース版と言えます。
 距離は、世界選手権やオリンピックで30〜40km(エリートカテゴリー)、最長でも80km(エリートカテゴリー)です。トラックレースと大きく違う点は、コースの中にアップダウンやコーナーがあることで、なかには、ヒルクライム・タイムトライアルレースといったものもあります。

Michael Rogers1

↑ 現在、世界選手権3連覇中のMichael Rogers (Australia)選手。


【チーム・タイムトライアルレース】
 チーム・タイムトライアルレースとは、すなわちチームで走るタイムトライアルレースのことです。こちらは、トラックレース種目の「チーム・パーシュート」の、ロードレース版と言えます。
 最長距離は100kmと決められています。インディヴィデュアル・タイムトライアルレースと違い、チーム・タイムトライアルレースは世界選手権やオリンピックの正式種目ではありませんので、あまり目にする機会はないでしょう。ただ、グランツールの1つ「ツール・ド・フランス」では、チーム・タイムトライアルレースが毎年1ステージだけ設けられています。

Discovery Channel1

         ↑ Discovery Channel@Le Tour de France
          右から風が吹いているんでしょうね…。


写真はすべてcyclingnews.com(http://www.cyclingnews.com/)より


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posted by ホソカワ at 23:23 | TrackBack(0) | 自転車競技入門3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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